「やまのうちかずとよ」じゃないの?

2005年12月06日 17:15

 掛川にも関係のある、来年の大河ドラマ「功名が辻」でこんな記事が。
山内一豊の読み「ヤマウチ」に NHK大河 湖北住民に戸惑い:京都新聞 電子版

 山内一豊の読み方について、滋賀県側は「やまのうち」、高知県側は「やまうち」が一般的らしい。
 では、「功名が辻」での呼び方はどちらに、ということで結局「やまうち」が採用されたらしい。

 でも、掛川人の私としては「やまうち」じゃなくて「やまのうち」の方がしっくり来る。
 「やまうち かずとよの つま」ってなんか非常に違和感が。
 掛川に限らず、遠州地方では「やまのうち」派が多いと思うのだけれども、どうなんだろう?
 それにしても来年の大河「功名が辻」では、滋賀県と高知県がこんな風に切磋琢磨して盛り上がってきている感じがするのだが、山内一豊は掛川藩主時代が10年間と長いのにかかわらず、あまり掛川の話が出てこないのが寂しい限り。
 地元はそこそこ盛り上がろうとしているのだが、「功名が辻に何か掛川って関係あるの?」と思われるくらい、スルーされそうで怖い。

 確かに「功名が辻」は山内一豊の物語と言うよりも、その妻「お千代さん」が主人公。
 一豊自身は10年間と掛川にいた期間は長いのだが、その時期「お千代さん」は、後の参勤交代のはしりとなる人質制度のため、京都で暮らしていたそうなので、あまり掛川にはなじみがないのかもしれない。
 司馬遼太郎の原作「功名が辻」でも、一豊の掛川時代としては文庫の第三巻がその時期となるのだが、ほとんど掛川のエピソードがない。
 掛川で、「功名が辻」「功名が辻」といっている割には、盛り上がらずに終わってしまう可能性もあるかな。

 それでもせっかくの機会、「功名が辻」で掛川が盛り上がると良いな。

功名が辻〈1〉
posted with amazlet on 05.12.06
司馬 遼太郎
文藝春秋 (2005/02)

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