2013年02月05日 23:23
IT政策課では、本年度NPOスローライフ掛川に「掛川魅力発信動画コンテンツ創成事業」を委託し、これまでに多くの掛川の魅力あふれる地域資源を動画で情報発信していただいています。今回哲学者の内山節さんをお招きし、地域の魅力を情報発信するために必要な「地域を見つめる目」や「地域でどう生きるか」などについて、語っていただきます。どうぞお気軽にご参加下さい。
キツネのにだまされた、という話は昔は良く語られた話である。
キツネにだまされたという体験談は、ある頃を境に突然聞かれなくなったのだとか。
~~中略~~
キツネにだまされていた頃、確かにキツネにだまされるというのはあまりよいことではないのだが、その時代の父や祖父。
キツネにだまされなくなった時代の自分。
さて、どちらの方が幸福なのかと考えると、いろいろ考えさせられる講演だった。
公演後懇親会場において、内山氏が「1960年代というのは日本人の精神史においてかつて無い大変革の時代だったと思います」というのが妙に納得できた。
さて、内山さんの話は、明治以後、翻訳体系の影響で日本語の意味合いが変わってしまった言葉があるという話から始まった。例えば、「ネイチャー」を訳すために「自然(しぜん)」を当てたが、本来、日本には「じねん」はあっても「しぜん」はなかった。なぜ「しぜん」がなかったかといえば、そもそも日本人には、自然と人間を分ける発想がなかったからというのである。人間も自然の一部ということ思想である。
日時:3月5日(火曜日) 17時30分から19時30分
会場:掛川市竹の丸(掛川市掛川1200-1)
定員:50名(先着順)
参加費: 無料
申し込み:
下記お問い合わせ先、カケレコ編集部までお申し込みください。
※電話での申込みの場合は、9時から17時まで。(第4月曜日は休館日です。)
NPO法人スローライフ掛川/掛川魅力発信動画プロジェクト カケレコ編集部
〒436-0079
掛川市掛川1200-1
掛川市竹の丸管理事務所内
TEL:0537-22-2112 FAX:0537-22-2112